水道工事のプロが教える!水回りでできる裏技とトラブル回避のコツ

2025.03.19

水道は普段当たり前に使えるものですが、ある日使えなくなると、途端に困るものですね。
しかし、ちょっとした知識と裏技があれば、トラブルを回避できたり、水道代がお得になったりします。
今回は、日常生活で役立つ水回りの豆知識を紹介します。

■ 水漏れなどの配管トラブルを防ぐ方法

水漏れの多くは、長年の使用による劣化が原因のため、実は少しの工夫で未然に防げます。

・定期的に水を流す
長期間使用していない蛇口や配管には、サビが発生しやすくなります。とくに旅行や出張で数日家を空ける場合は、帰宅後にしばらく水を流してから使用するのがおすすめです。引っ越してすぐのときも同様です。

・水圧の調整
一般家庭の水圧が高すぎると、配管に負担がかかり、水漏れのリスクが高まります。一般的な水圧は 0.2~0.4MPa(メガパスカル)とされており、高いときは水道メーター近くのバルブで調整できます。

・定期的なパッキン交換
蛇口の根本やシャワーホースの接続部にはゴム製のパッキンが使用されています。このパッキンが劣化すると水漏れの原因になるため、3~5年ごとに交換するのが理想です。

■ 「水道代を節約する」テクニック

水道料金は使い方次第で大きく変わります。プロが実践する節水テクニックを紹介します。

・節水型の蛇口・シャワーヘッドを活用する
最近では、空気を含ませて水圧を維持しつつ水量を抑える「エアインシャワー」や「節水型蛇口」が販売されています。これらを使用することで、水道代を年間数千円節約できます。

・お風呂の残り湯を使用する
洗濯機にお風呂の残り湯を使用することで、大幅な節水が可能になります。専用のポンプはホームセンターなどで手に入ります。ただし、お湯が冷めると雑菌の量が増えるため、温かいうちがおすすめです。

■ 緊急時に役立つ水回りのトラブル対処法

・水漏れが発生したときの応急処置
水漏れが発生した場合、まずは 止水栓 を閉めることが重要です。

・キッチンや洗面台の場合 → シンク下の止水栓を回して水を止める。
・トイレの場合 → 便器側面の止水バルブを締める。
・家全体の水を止めたい場合 → 水道メーター近くの元栓を閉める。

また、水漏れ箇所が特定できる場合は、防水テープを巻いたり、タオルを詰めることで一時的に対応できます。

・排水管の詰まりを解消する方法
市販のワイヤー式の排水管クリーナーを使用すると、髪の毛やゴミを取り除きやすくなります。とくにお風呂場やキッチンの排水詰まりには有効です。

■ プロに頼むべき水道工事とは?

DIYで対応できるものもありますが、以下のような場合はプロに依頼するのがベストです。

・地下や壁の内部で水漏れが発生している場合
・水道管が破損し、大量の水が漏れている場合
・トイレやキッチンの排水が完全に詰まってしまった場合
・給湯器の調子が悪い、または異音がする場合

これらのトラブルを放置すると、水道料金の増加だけでなく、家の構造部分にダメージを与える可能性があるため、早めの対応が重要です。

■ まとめ
水回りのトラブルは、普段からのメンテナンスやちょっとした工夫で防ぐことが可能です。
それでもトラブルが発生した場合は、無理をせず、信頼できる水道工事業者に相談することをおすすめします。賢く水道を使い、安心して暮らせる環境を整えましょう!

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